世界のマグロ

世界のマグロの種類

世界で獲れるマグロの種類

世界で獲れるマグロの種類はほぼ日本と同じですが、カツオも獲れています。

  • クロマグロ(本マグロ)
  • ミナミマグロ
  • メバチ(メバチマグロ)
  • キハダ(キハダマグロ)
  • ビンナガ(ビンチョウマグロ)
  • カツオ

マグロの種類・特徴をもっと詳しく

「生きている」海

海の役割

青森の海

海は日本のみならず世界の気候に大きな影響を及ぼし、大きな役割を担っています。地球温暖化に関与している二酸化炭素を、海は地球上でもっとも多く蓄えているのをご存知でしたか。
植物プランクトンの光合成によって吸収される二酸化炭素をはじめ、化石燃料や生物体の中など膨大な量の炭素が蓄えられているのです。

また、地球に降り注ぐ太陽エネルギーの半分以上が海の表層に吸収されます。そして、そのエネルギーは、暖流に乗って世界中に再配分されます。
熱を蓄えた暖流は、本来の気候よりも温暖な気候にする場合があります。イギリス諸島、ノルウェー、アイスランドなどの沿岸を流れる北大西洋海流がいい例です。これらの地域は、同緯度の地域に比べ、温暖な気候に恵まれており、海からの恩恵を受けているといえます。

寒流と暖流が合流すると、より密度の高い寒流が暖流の下に潜り込み、通常乱流を発生させる。この乱流により海底の栄養分に富んだ水がまきあがりプランクトンを増殖させ、魚、海鳥、哺乳類にとって恰好のエサ場が作り出されるのです。

海洋大循環

海洋大循環

塩分濃度による重さの違い、風の力、潮汐、地形、風や大気の高低差による潮流など、様々な要因が重なり、海は毎日様子を変えています。海洋大循環は、北大西洋に沈む冷たく塩分の高い海水から始まります。深海で南へと向かい、インド洋と太平洋に分離しながら南極周辺を流れます。そして、上層の温暖な海水と混ざり水面に達します。この循環を1周するのに1000~2000年かかるといわれています。
このように、人間が計算し尽せない要因によって、海は生きているのです。

美味しいマグロを後世に伝えるために

水産資源を保つための資源管理

魚類の中でもほぼ頂点に立つマグロは、成魚(大人の魚)になるのに時間がかかります。大人になるのに時間がかかるということは、資源が枯渇してしまうと回復までに時間がかかることを意味します。水産資源は、資源管理をしながら有効活用することで持続的に利用することができます。

子や孫の世代、その先の世代まで美味しいマグロを伝えていくためにも、資源管理は重要です。
日本ではあまり浸透していませんが、一般消費者が「持続可能な漁業」で獲られた魚介類を選んで買い、食べていくことも必要かもしれません。

青森マグロについてもっと詳しく

海外でも人気の寿司・刺身

海外(外国)で人気の「寿司・刺身」

2014年3月に日本貿易振興機構(ジェトロ)で発表された「日本食品に対する海外消費者アンケート調査」によると、海外において「寿司・刺身」は好きな日本料理メニューとして定番化しているとのことです。

英国ロンドン・ヒースロー空港では、2014年6月に回転寿司方式のレストランチェーン「ヨー!スーシ(YO! Sushi)」がオープンしています。